リウマチ
リウマチとはラテン語で「流れる」という意味があります。慢性関節リウマチは、あちこちの関節が次々と腫れて痛くなる(炎症を起こす)病気です。20歳から60歳の間に、女性に多く(男性の5倍)発症する事が多く見られます。厚生労働省の難病指定になっており、現在もその病因が研究されていますが、真の原因は不明です。リウマチになる素因、あるいは体質の存在は認められています。
この病気に特有な症状として、朝起きた時指がこわばって曲げ伸ばしが素早くできない。これが30分以上続きます。この時は出来るだけ早く整形外科かリウマチ科を受診してください。血液の中にリウマチにかかったために、リウマチ因子という抗体が出来ているか検査します。その他の検査を含めリウマチの確定診断を下します。この病気にかかると10年20年あるいは一生この病気と闘っている人もいます。しかし、多くの患者さんは早くから適切な薬による治療を受けると病気の勢いが弱まり、手足の指に変形が残る程度で収まってしまいます。薬で抑えきれず、関節に強い変形や痛みを生じたとき人工関節などの手術が必要になることがあります。リウマチ自体で死亡することはなく、リウマチと上手に付き合えば普通の人と同じ生活が送れます。
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