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足関節痛

足関節痛を生じる原因として、子供から大人まで色々な種類の病気や外傷が挙げられます。スポーツが原因の場合では、代表的なもので足関節の外側靭帯損傷、腓骨筋腱脱臼、足関節の軟骨障害、距骨の離断性骨軟骨炎、有痛性三角骨障害、フットボーラーズアンクル、アキレス腱周囲炎などの障害などがよく見られます。

これら足外傷、障害はただ単に足首のねんざや、軽いけがとして一般では認識されることが多く、これが思わぬ落とし穴となります。つまりただねんざといっても医学的にいうとそこには、上に挙げた様々な病態が隠されていることが実は多いのです。初めはたいしたことないと思っていても、後遺症が残ってスポーツができない状態となり、痛みや腫れが引かないということも度々あります。

一方成人で多いのは、使い過ぎや、年令からくる変形性足関節症、踵骨の骨の突起による足痛、リュウマチによる関節症、痛風による足周囲の痛み、扁平足による足関節内側痛などです。

ところがなかには、足が痛くても原因は足にあるとは限らない場合があります。腰椎疾患、例えば椎間板ヘルニアや坐骨神経痛では足部の痛みを主に訴える事もありますし、糖尿病では足部の血行障害や神経障害によって足痛をしばしば訴えます。

それら足のスポーツ障害、外傷、成人の足の痛み、障害には専門的知識を駆使して保存的治療、リハビリ、手術などで対処する必要がありますので、少し経過が思わしくない場合や痛みがひどい場合には整形外科の専門医を訪ねて診察を早めに受ける必要があります。

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