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腰痛

腰痛はほとんどの人が一生のうち何度かは経験します。運動後とか、長く立っていたり、座っていても腰痛は生じますが、これらは筋肉疲労やせぼね(背骨)への負担が原因のことが多く、休むとか、姿勢を変えたりするだけで数日で治ってしまいます。このような腰痛は心配はいりませんが、長引く腰痛、頑固な腰痛、足にひびく痛みやしびれを伴う腰痛の中には、レントゲンやMRIなどで(せぼね)背骨とか神経の状態をくわしく検査して治療しなければならない場合があります。一般的に多い病気はやはり腰椎椎間板ヘルニアで、これは若年から高齢者までみられます。高齢者に多いものに腰部脊柱管狭窄症があります。これは歩いていると途中で下肢痛のため休まなければならなくなるという特徴があります。また腰椎分離症、辷り症などもありますが、ときにはガンや結核など重大な病気がかくされていることもあります。その他、整形外科が担当するせぼね(背骨)に関係するもの以外に、胆石・尿路結石など内臓に起因するもの、うつ病など精神的なものがあり、これらを鑑別してそれぞれの専門医に紹介することも重要です。私たち整形外科医は腰痛の専門医として、正しい診断と的確な治療を行い、みなさまの健康な体づくりを目指しています。

腰椎椎間板ヘルニア
(MRI画像)
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