TOP
アクセス
TEL082-568-1511/FAX082-568-2112
広島県医師会について
県民のみなさまへ
医師のみなさまへ
会員専用 (e-広報室)
For doctors

ご挨拶

「広島皮膚科医会」の前身は、昭和20年代の末頃に皮膚泌尿器科開業医の親睦会として始まりました。その後昭和30年代になって、当時の広島大学医学部皮膚泌尿器科教室加藤篤二教授の提案により、開業医と大学病院の連携を強める目的で日本皮膚科学会広島地方会とは別の開業医、臨床医の集団会として発足しました。
日本皮膚科学会専門医制度は昭和44年に施行されましたが、昭和62年より新制度に移行し、その後実績のための学術集会の登録制度が新設されました。同年4月9日、「広島市皮膚科泌尿器科医会」は日本皮膚科学会理事会で日本皮膚科学会認定学術集会として認定されました。昭和63年4月からは皮膚科と泌尿器科は分離独立し会名を「広島皮膚科医会」と変更しました。
「広島皮膚科医会」は広島市およびその近郊の開業皮膚科医、病院勤務皮膚科医から構成され、現在の会員数は88名です。
以下に「広島皮膚科医会」の主な活動をご紹介いたします。

1)病診・診診連携

皮膚疾患には非常にたくさんの種類の病気があります。なかには入院・手術または特殊な治療法が必要なものも少なくありません。開業医が診察した患者さんの中でこれらの治療が必要と考えた方には、適切な病院へ紹介いたしております。逆に病院で治療を受けられた方の病状や都合を考慮し、病院から開業医へ紹介することもあります。以上のことは診療所間でも行われています。

また病診連携カンファレンスは年に数回、開かれています。

2)会員の勉強会

皮膚科専門医としての能力の維持・向上のため各疾患分野の権威を日本全国から迎え、年に数回勉強会を開いています。この勉強会の出席は日本皮膚科学会認定専門医の更新に必要な後実績点数として評価されています。

3)皮膚病に関する予防・広報活動

日本臨床皮膚科医学会は皮膚病およびその治療の啓蒙を行っています。特に11月12日を「皮膚の日」とし全国各地の皮膚科医会で記念行事・講演会等が開催されています。「広島皮膚科医会」でも平成2年度より毎年、広島市総合健康センターにて「皮膚科無料相談会」を開催したり、地元マスメディアを通じての啓蒙活動を行っています。

4)皮膚科在宅診療の取り組み

皮膚科医が往診や訪問診療をしないと思っておられませんか?寝たきりの方などは痒み(皮膚そう痒症)、床ずれ、カンジダ等いろいろな皮膚病を持っておられることがよくあります。また糖尿病の皮膚潰瘍など全身性疾患に付随する皮膚症状が見られることもあります。現在主治医がおられる場合は、それらと連携を取りながら治療に当たりたいと思います。

お近くの皮膚科専門医に直接ご相談ください。またかかりつけの皮膚科専門医がなければ、下記までご連絡ください。

TEL:082-231-3031(森田皮膚科医院)

5)学校保健推進活動

近年、アレルギー性疾患の増加が問題となっています。特にアトピー性皮膚炎においてはその治療法に様々な誤解が見られ、いたずらに治癒が遷延しているケースも少なくありません。また皮膚に症状を呈する遺伝性疾患や全身性疾患もたくさんあります。我々皮膚科医は学校保健に参加し、これら疾患の啓蒙・早期発見に努めることにより皆様の健康に寄与したいと思います。

© 2023 HIROSHIMA Prefectural Medical Association.