小児科 けいれんがあるとき

幼稚園児までは、人生のうちで最もけいれんをおこしやすい時期です。急激な体温上昇に伴う熱性けいれんが一番多いのですが、てんかん・髄膜炎や脳炎・頭部打撲・頻回の嘔吐(おうと)や下痢による低血糖や電解質バランスの崩れなどでも起こります。けいれんが起こったときは、以下のように対処しましょう。

  1. けがをしないように周囲の危険物を取り除く
  2. 冷静に観察する
     時間(時計をみましょう)
     意識はあるか
     発熱の有無
     けいれん部位
     左右が同じようにけいれんしているか?
  3. ゆすったり叩いたり、不要な刺激をしない
  4. 吐きそうなときは、身体を横向きにする
  5. 口の中に、割り箸やタオルを入れない
  6. 発作が5~10分以上続いたり、30分経っても意識が戻らない場合や2回目のけいれんが起こるときは、救急を受診しましょう。