28 • 災害時には、専門のこころのケアチームが派遣されることもあります。①傾聴と共感: • …被災者の話に耳を傾け、「つらかったね」「大変だったね」と共感し、気持ちを受け止めてあげましょう。 • ………「頑張って」と励ますよりも、「大変だったけど、よく頑張ったね」と、これまでの努力をねぎらう言葉の方がこころに響きます。②身体的なケアの提供: • …温かい食事や飲み物、毛布などを提供し、まずは身体的な安心感を確保できるよう手助けしましょう。③情報提供と生活支援: • …行政からの情報や支援物資の配布場所、相談窓口など、必要な情報を提供しましょう。 • …食事の準備、片付け、子どもの世話など、具体的な生活支援を申し出ましょう。④ 子どものケアに配慮する: • …子どもは大人以上にこころのケアが必要です。いつもと違う行動が見られたら、積極的に声をかけ、安心させてあげましょう。 • …子ども向けの遊びの場やケアプログラムがあれば、参加を促しましょう。⑤プライバシーの尊重: • …被災者のプライバシーを尊重し、無理に聞き出したり、むやみに情報を広めたりしないようにしましょう。⑥長期的な視点でのサポート: • …こころの回復には時間がかかります。災害から時間が経っても、被災者のこころの状態に気を配り、継続的なサポートをこころがけましょう。⑶周囲の人ができること
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