知っておきたいこころの救急
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14初診時の準備ローチとされています。被災地でのボランティア活動や、事故現場での初期対応など、多くの人が不安や混乱の中にいる状況で、PFAの原則に従って対応することで、より多くの人々のこころの健康を守ることに貢献できます。切るためのもの」です。状況が落ち着いたら、次の章で述べるように、専門的なサポートへとつなげることが何よりも重要になります。肢を知っておくことは非常に重要です。身体症状を伴う場合は、精神科や心療内科の受診が最も適切な選択肢となります。ません。スムーズな受診のために、以下の点を準備しておくと良いでしょう。この章で述べた応急処置と初期対応は、あくまで「その場での危機を乗りこころの危機に直面した時、どこに助けを求めれば良いのか、その選択精神的な不調が深刻で、日常生活に支障をきたしている場合、あるいは • 精神科:うつ病、統合失調症、不安障害など、精神疾患全般を専門的に診る診療科です。 • 心療内科:こころの不調が身体症状として現れる「心身症」を中心に診る診療科です。初めて精神科や心療内科を受診する際は、緊張や不安を感じるかもしれ • 症状のメモ:いつから、どのような症状が、どのくらいの頻度で現れているか。身体症状の有無。 • 生活の変化:症状によって、睡眠、食事、仕事・学業、人間関係などに1.医療機関:精神科、心療内科の受診第5章どこに助けを求めるか:公的な相談先と医療機関どこに助けを求めるか:公的な相談先と医療機関

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