守る命つなぐ希望 災害時に役立つ基本知識と最先端技術
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28表5 一般市民が知っておくべき災害時の対応事前準備ハザードマップ避難経路家族との通信手段情報収集の方法応急手当の練習項  目・ 生活に必要な物資(水・食料・常備薬・応急手当キット・懐中電灯・電池・重要書類など)・自宅の位置が危険地域かどうかの事前確認・災害時に安全なエリアの確認・地域に設置される避難場所の確認・避難場所までの移動経路の確認・携帯電話・SNS(LINEなど)・テレビ・ラジオ・インターネット・SNS(Xなど)・一次救命処置(BLS)・圧迫止血・包帯の巻き方・やけど・熱中症の手当て・骨折・捻挫の固定法説     明災害時には、基本的な応急手当の知識が役立ちます。特に重要なのは心肺蘇生法です。地域の講習会などに参加して、一次救命処置(BLS)を学んでおくと良いでしょう。他にも、圧迫止血、包帯の巻き方、やけどや熱中症の手当て、骨折や捻挫の固定法を学んでおくと安心です。また、災害時には情報不足に陥りやすく、不安が増します。テレビやラジオに加えて、SNSも活用すると良いでしょう。ただし、これらの情報には誤ったものも含まれるため、自分で確認することが大切です。大規模な自然災害時には、私はSNSの中でもX(旧…Twitter)を参考にして情報収集を行います。Xは情報が早いと感じますが、不特定多数が投稿するため、一つの情報だけを鵜呑みにせず、複数のルートから確認して初めて信用するようにしています。これらの準備と知識を日頃から身につけておくことで、災害時に冷静に対応し、自分や家族の安全を守ることができます。

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