21図13 G7広島サミットにおける院内訓練 A 外傷専門の医療チームと協力し、首脳が銃や刃物・爆発物で負傷した際に、す B 化学兵器・爆発物・放射線性物質によるテロに備え、防護具を着た上で医療を C 化学兵器・細菌学兵器・放射線性物質によって汚染した患者さんを受け入れるみやかに治療を行えるようシミュレーションを行いました。行う訓練を行いました。際の除染方法について、マニュアルを作成して職員で学習しました。(A)(A)(C)(C)(B)(B)さらに、G7広島サミットでは、野外手術ユニット(FOS)という設備も配備しました。通常、外傷患者が救命センターに搬送された場合、点滴ルートの確保、気管挿管による人工呼吸管理、ドレーンを使用した緊急処置が行われ、レントゲンやCTなどの検査を経て治療方針を決定し、手術が行われます。しかし、銃や爆弾による外傷では、多量出血によって短時間で死亡するリスクがあります。このため、もっと早く手術を行う必要があります。これを可能にするのが、FOSというユニットです。FOSは、広島みなと公園に自衛隊テントのような簡易施設を
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