緑赤黒赤赤赤黄9図3 トリアージの概念 トリアージは2段階構成で成り立っています。一次トリアージでは迅速性を最優先し、重症度に応じて大まかなふるい分けを行います。二次トリアージは、一次トリアージより詳細に評価し、重症度分類の精度を上げます。この結果をもとにして、診断順位や搬送順位を判断します。図4 トリアージの方法 トリアージは、①歩行、②呼吸、③循環、④意識の順番で評価します。とくに、血圧や脈拍よりも、呼吸の評価が先という点が重要です。患者さん1人あたりの評価にかける時間は30秒以内が目標です。①~④のいずれかのステップで異常を認め、「赤」と判断した場合は、それ以降の評価へは進まず終了します。これは所要時間短縮のために重要です。二次トリアージ(精度向上)■■■気道確保で■■自発呼吸はあるか?■分間に■回以下または■■回以上■分間に■ ■回以上脈を触れない■■診療順位搬送順位の決定■■■■■図■一次トリアージ(おおまかなふるい分け速度優先)異常を認めたらそこで終了し全員に全部の評価をやらないこと歩けるか?■■自発呼吸はあるか?■■■呼吸回数は?■■脈拍数は?■■指示反応に応じるか?■■■
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