広島県医師会では毎年9月9日(救急の日)に、救急医療の普及、啓発を目的として一般の方々に分かりやすい小冊子を作成しております。 さて、昨年1年間の救急車出動件数は約723万件と過去最多を記録しました。搬送理由は「急病」が最も多く418万9,220人、一般事故が98万2,901人、交通事故が34万7,214人です。こうした現状を受け止め、今年は「知っておきたい命の危機に直結する救急疾患」と題し、国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンターの岩崎泰昌先生に本書をご執筆いただきました。 命の危機に直結する救急疾患を1つでも多く知ることが、救急車の適正利用につながります。今回は緊急度の高い疾患を症状別に分かりやすくまとめております。救急通報に躊躇した経験がある方、通報のハードルが高いと感じている方々には、予備知識を身につけるためにも本書をご一読いただき、参考にしていただければ幸いです。いざという時、必ず、この冊子は役に立ちます!ご活用ください!一般社団法人 広島県医師会 会長 松 村 誠令和5年9月9日序
元のページ ../index.html#3