24 1….救助者は座るかひざまずき、手のひらで乳児のあごをしっかり支えながら患児を伏ふくが臥位(うつぶせ)にして、その手を救助者の膝のあたりで固定します。 2…….もう一方の手のひらの付け根で乳児の背部(肩甲骨の 3….次に先ほどのあごを支えていた手と反対の手で、乳児の頭部をしっかり支えながら仰ぎょうが臥位(仰向け)にして、その手を救助者の膝のあたりで固定します。 4….もう一方の手の人さし指と中指をそろえて、乳児の胸骨の下半分(心肺蘇生の胸骨圧迫と同じ位置)を人さし指と中指の2本で5回力強く圧迫します(胸部突き上げ法)。 5….伏臥位による背部の叩打と仰臥位による胸部の圧迫を窒息が解除されるまで繰り返します。胸部突き上げ法が難しければ背部叩打法のみを繰り返します。意識がなくなったら、「B)意識(反応)がない場合」の手順に移ります。 B)意識(反応)がない場合 … 脈の有無にかかわらず胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開 … 以後、心肺蘇生法(胸骨圧迫➡人工呼吸➡胸骨圧迫➡人工呼吸…)を救急隊到着まで繰り返します。毎回の人工呼吸のときに口の中の異物を確認して、取り除けそうであれば指で取り除きます。異物が見えない場合には、やみくもに指を入れて探らないでください。異物を探すために胸骨圧迫を中断しないでください。間)を5回力強く叩きます(背部叩打法)。始します。
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