知っておきたい命の危機に直結する救急疾患
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19図10 ユニバーサル・チョーキング・サイン親指と人さし指で、喉をつかむ仕草は窒息で声がでないときの仕草です。写真6 70歳代、男性。ラーメンを食べているときに急に苦しみだし、救急車にて搬送された。気管支鏡にて気管内に食べていたと思われるラーメンが充満していたことから、麺類が原因の気道異物による窒息と考えられた。 ことができないため、しぐさで自分の状態を周囲に示す必要があり、全世界共通の窒息のサイン(ユニバーサル・チョーキング・サイン)(図10)が決められています。気道異物の原因となる食べ物は餅やミニカップゼリーが多く、パン、肉類、米飯類、麺類(写真6)なども原因となります(図11)。

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