新型コロナウイルス感染症に係る医療体制検討会(令和4年4月20日)ワクチン接種(3回目)の効果(資料1)から引用45【ワクチン接種回数と重症化予防効果】 広島県での新型コロナウイルス感染症第6波流行期である2021年12月22日から2022年3月31日の間に登録された患者の臨床症状・状況(重症度:R4.4.5時点)から集計しています。 中等症Ⅱ(酸素投与が必要)以上と重症以上(人工呼吸器の使用あるいはICU管理)の、ワクチン接種回数別、年齢階級別の割合を示すグラフです。中等症Ⅱ以上の重症例は、40歳台以下の若年層では極めて少ないですが、どの年齢層においても、ワクチン接種回数が増えるに従って重症例は減少しています。特に人工呼吸器を必要とするなどの重症以上症例は80歳以上ではワクチン未接種者では、80歳台が6.6%、90歳以上では9.1%でしたが、ワクチンを3回接種すると、それぞれ0.7%、0.6%と、およそ10分の1にまで減少していました。
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