ワクチン接種“守り”から“攻め”への転換 副反応をよく理解してワクチン接種へGO! ~新型コロナウイルスに負けないぞ!~ 第2版
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厚生労働省 HP(https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0018.html)から引用、改変36【ウイルスベクターワクチン】 英国アストラゼネカ社のワクチン「バキスゼブリア」は、ウイルスベクターワクチンと呼ばれるワクチンです。 仕組みは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパーツ(表面抗原)であるスパイクタンパク質の設計図部分の一部を、感染するが増殖せず、病原性のない他の種類のウイルス(非増殖型遺伝子組換えチンパンジーアデノウイルス)に組み込んで作成されています。このワクチンを投与(筋肉注射)すると、ベクターウイルスの持つ設計図(遺伝情報)をもとにスパイクタンパク質が注射部位に発現し、抗体産生(液性免疫)、細胞性免疫反応が誘導されることで、新型コロナウイルスに対する効果が発揮されるとされています。 mRNAワクチンに含まれる添加物(PEGなど)が含まれないことから、mRNAワクチンに対するアレルギー反応は理論上起きないと考えられています。 また欧州などワクチン接種が先行した国で1回目に接種を受け、帰国後2回目を接種する方にも国内でも対応できるように接種施設が決められています。

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