ワクチン接種“守り”から“攻め”への転換 副反応をよく理解してワクチン接種へGO! ~新型コロナウイルスに負けないぞ!~ 第2版
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ファイザー社HP(https://www.pfizer-covid19-vaccine.jp/mRNAワクチンについて.pdf)から引用34 スパイクタンパク質(S)の設計図部分のRNA(mRNA)を標的とするヒトの細胞内に届けるように、その中にmRNAを閉じ込めたウイルスに似た脂質ナノ粒子(lipid-nanoparticle)を作成します。これがワクチンの本体です。 このmRNAを含有するナノ粒子はとても壊れやすいので、保管、輸送には超低温の環境が必要とされています。 ワクチンは解凍・溶解後に筋肉注射され、そこで筋肉細胞に取り込まれ、スパイクタンパク質が大量に生産されます。この人工的に誘導されたスパイクタンパク質が免疫担当細胞に届けられ感染防御に必要な抗体産生が誘導され、同時に細胞性免疫が活性化されます。

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