22 • 2019年末に中国武漢市から始まった新型コロナウイルス感染症ですが、その後変異を続け、アルファ株、デルタ株と感染力の増加とともに、重症例も増加し、医療逼ひっぱく迫の原因となりました。 • 現在流行しているのは、南アフリカから始まったオミクロン株ですが、感染力は非常に強いと言われていますが、重症化率は低くなっており、感染者数の増加ほどには、入院患者数は増えていません。 • オミクロン株の症状の特徴は、強い咽頭痛など上気道炎症状が主体で、下部気道への感染拡大は少なく肺炎を発症する例は1%以下と少なくなっています。4)新型コロナウイルス感染症の動向 • わが国においても、新型コロナウイルス感染症は、感染者数の増減を繰り返しており、現在は2022年1月からの第6波の流行中です。
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