Q27ワクチン追加接種(3回目)現在使用されているワクチンは、発症予防効果、高齢者などへの重症化予防効果が高いことが分かっていますが、一方で、こうしたワクチンの効果が時間とともに弱くなることが分かっています。新しい変異株の出現にこうしたワクチン効果の減弱が加わり、複数の感染流行の波を作ってきました。この減少したワクチンの効果は、追加ワクチンを接種することで回復することが分かっており、これがワクチンの追加接種が必要とされる理由です。変異株に対しても一定の効果があると考えられており、第6波でもワクチンの接種回数が多いほど、こうした効果が高かったことが分かっています(後半の詳しい説明をご覧ください)。接種対象は2回接種が終了した12歳以上のすべての方です。接種時期は高齢者などは2回接種後6ヵ月、それ以外の方は原則7ヵ月です。わが国では、追加接種はmRNAワクチン、組換えタンパクワクチンが承認され使用可能です。小児も12歳になれば追加接種が受けられます。3回目接種時の副反応は、2回目までと大きな差はないと言われていますが、リンパ節の腫れなどは若干多いとされます。13A
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