Q26小児ワクチン接種について(特に5歳〜11歳)高齢者に比して少ないとは言え、小児においても重症例の発生が知られており、特に基礎疾患を有するなど重症化リスクの高い小児にはワクチン接種が勧められます。当初は個別接種のみとされていましたが、地域によっては集団接種会場も用意されています。接種会場には保護者の同伴、立ち会いが求められていますし、16歳未満では予診票への保護者の同意、署名が必要です。現在、11歳以下の小児には小児専用のワクチン(ファイザー社製、mRNAワクチン)が使用され、接種する有効成分の量は、12歳以上に対する接種量の3分の1となっています。接種間隔は12歳以上と同じ3週間で2回接種となっています。小学校6年生で1回目接種時は11歳であり、2回目接種時に12歳になってしまっても、2回目もこの小児用ワクチンを接種する決まりです。また現時点では、11歳以下では追加接種は設定されていません。副反応に関しても、12歳以上と同様に、注射部位の痛み(50%以上)、倦怠感、発熱(10%程度)、頭痛などが認められますが、いずれも重篤なものではなく安全性には問題はないとされています。また副反応が原因で学校を休んだ場合も欠席としない柔軟な対応が可能とされていますので、学校にご相談ください。12A
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