ワクチン接種“守り”から“攻め”への転換 副反応をよく理解してワクチン接種へGO! ~新型コロナウイルスに負けないぞ!~ 第2版
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AA7Q10妊娠中や授乳中はワクチン接種しても大丈夫ですか?妊娠中、授乳中、妊娠を計画中いずれの方にも、ワクチン接種をお勧めしています。妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、中等症Ⅱ(酸素投与が必要)が15%、重症も1.9%と報告されています。また中等症Ⅱ以上では早産率が増加するとも報告されています。ワクチン接種によって接種を受けた妊婦やその新生児に対する有害事象の増加はなく、妊婦がワクチン接種で獲得した抗体は臍さいたい帯(へその緒)を通じて胎児に移行することも期待されています。Q11子どもに新型コロナウイルスワクチンは接種できますか?高齢者に比して少ないとは言え、小児においても重症例の発生が知られており、特に基礎疾患を有するなど重症化リスクの高い小児にはワクチン接種が勧められます。現在の第6波では、学校での感染拡大が顕在化しています。感染防止の要である、正しいマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保なども、一般の学校生活の中では必ずしも十分に実施することが困難で、その結果、感染拡大が進んだと考えられます。小児用ワクチンも開発され、小児へのワクチン接種の効果が期待されています。→後半の詳しい説明をご覧ください。

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