広島県医師会では毎年9月9日(救急の日)に、救急医療の知識や対処法の知識を身に付けていただくべく、一般の方々に向けて、分かりやすい内容の小冊子を作成しております。 今年は「新型コロナワクチンの副反応」をテーマに広島市立広島市民病院 救命救急センターセンター長の西野繁樹先生にご執筆いただきました。 令和元年12月に中国·湖北省武漢市で見つかった原因不明の肺炎は、後にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)と名付けられました。この新型コロナウイルスは、現在も変異を続けながら全世界で猛威を振るっています。発症予防として最も有効な対策のひとつがワクチンの接種です。先行して取り組まれた高齢者はもとより、できるだけ多くの若年層の方々に安心して接種を受けていただく必要があります。 新型コロナワクチンの副反応に対する不安を払拭するためにも、まずは本書をご一読いただき正しい知識を身に付けていただければ幸いです。 希望される全ての県民の皆さまに安心してワクチン接種を受けていただけるよう、広島県医師会は行政および市区郡地区医師会と連携し、「オール広島」でより接種体制を強化してまいります。1日でも早く新型コロナウイルス感染症を終息できるよう、共に頑張りましょう。一般社団法人 広島県医師会 会長 松 村 誠令和3年9月9日序
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