1 平成15年に「お母さんの知っておきたい子どもの病気(内科編)」を広島県医師会から刊行しました。このころと比べて大きく変わったことは、インターネットに容易にアクセスできるようになり、病気に対する情報を得やすくなったことです。インターネットやSNSの情報は正しいものもあれば、誤った内容もあります。そのためネット情報によって不安が増強することがあるかと思います。このマニュアルは、そのような保護者の方にも役に立つように、病気の家庭でのケアや受診のタイミングなどをわかりやすく記載しました。 大切なことは日頃の子どもの様子をよく観察しておくことです。そして「いつもと違う」かどうかを目安に、急いで受診したほうが良いかどうかの判断に、このマニュアルを参考にしてみてください。また普段から子どもによくみられる病気やその対応を学んでおくことも大切です。令和元年9月9日広島県小児科医会広島市立舟入市民病院 小児科岡 野 里 香はじめに
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