知っておきたい子どもの救急
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9◦ 活気があり、飲水が良好であれば特に処置は必要ありません。涼しい場所で安静にさせるといいでしょう。◦ 39℃を超える高熱時の初期には、手足の先が冷たくなり、全身に寒気を感じてガタガタと震えることがあります。このときは毛布などで暖めてあげましょう。手足が温かくなってくると、熱がこもらないように涼しくしてあげましょう。汗をかいていたら着替えさせましょう。厚着は禁物です。◦ こまめに体に触れて、体温を確認しましょう。◦ 水分は充分にあたえてください。経口補水液が有用です。◦ 解熱剤の常備があればお使いください。ただし、お子さんの年齢や体重に見合ったものを使用してください。大人用のものを服用してはいけません。また、市販の冷却シートには解熱効果はありません。◦ 意識がはっきりしない   ◦ 呼吸困難◦ けいれん(ひきつけ)    ◦ 強い頭痛や腹痛◦ ぐったりしている生後3か月未満の乳児も早めの受診をお勧めします。家庭での対応すぐに受診する必要があるのは

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