41 皮膚の損傷(創傷、挫創、擦過傷)→ 流水で洗浄、圧迫止血 出血の多くはガーゼや布による創部そのものの直接圧迫で止血できます。ガーゼを創に当ててテープや包帯で圧迫止血します。擦過傷や浅い創傷の場合は水道水などの流水で創内の異物や土砂などを十分に洗い流し、タオルやガーゼを当て、病院を受診しましょう。2 筋・腱の損傷(打撲、肉離れ、筋けいれん、腱断裂、突き指)打撲 → RICE打撲の多くは経過とともに自然治癒します。応急処置としてはRICEが基本で、患部にパッドなどを当て出血が広がらないようまた止血の意味も含めて包帯やテーピングで圧迫します。強い打撲の場合に問題となるのは筋肉内血腫であり、著明な疼痛、腫脹、機能障害が進行します。また急性コンパートメン四肢の外傷とその対応
元のページ ../index.html#7