22ポーターによる治療で軽快しますが足関節の不安定性が残存する症例に関しては手術を行い靱帯の修復、補強を行うことがあります。また靱帯の牽引に伴い腓骨の剥離骨折や第5中足骨の骨折(短腓骨筋腱の牽引によって生じます)を伴うことがあり、骨折の形や程度によっては骨折部の固定術が必要となることもあります。3.アキレス腱断裂バドミントンや剣道、バレーボールなどスポーツ活動中によく見られる障害です。40歳前後に多く発生し、「突然後ろから蹴られたような衝撃を感じた」、「靱帯が切れた音が聞こえた」などのエピソードで病院を受診されます。触診をはじめとする身体診察や、超音波、MRIで診断を行います。治療に関してはギプス固定で保存的に治療する方法と手術により縫合を行う方法があり患者さんの活動性などを考慮して治療方法を決定します。4.疲労骨折(Jones骨折)ランニング動作やジャンプ動作による体重負荷が足に加わることで第5中足骨に生じた疲労骨折を指します。サッカーなどの競技を施行している活動性の高い若年層に多く発生する障害です。初発時はそれほど強い痛みでないことも多く、そのまま
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