20たエピソードが特徴的で、膝関節の後十字靱帯損傷に特徴的なエピソードです。靱帯損傷は身体診察とMRIなどの検査を総合して診断することが一般的です。靱帯の損傷具合や場所によって治療方法は様々ですが、靱帯の機能が失われた場合には膝関節が不安定になるため関節鏡視下手術で靱帯再建や補強を行う場合があります。後述する半月板損傷や軟骨損傷も合併することがあり、必要があれば同時に加療を行います。3.半月板損傷靱帯損傷と同様に若年者でスポーツ中の膝ひねりで受傷する方も多い損傷ですが、中高年になって正座や階段昇降などの膝への負担をきっかけこれといったエピソードがないのにもかかわらず生じる場合もあります。靱帯損傷と同様に手術療法と保存療法は症例により異なるため選択枝は多岐にわたります。手術療法を行う場合は関節鏡視下の手術が一般的です。4.骨 折交通外傷や階段の踏み外し、スポーツ中の外傷など全年齢に生じ得ます。レントゲンやCTで診断することが多く、骨折部の転位が大きな症例に関しては手術により骨折部を整復、固定することがあります。膝蓋骨骨折や、脛骨高原骨折などの症例
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