知っておきたい整形外科の救急
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 広島県医師会では毎年9月9日(救急の日)に、救急医療の啓発を目的として一般の方々に分かりやすい小冊子を作成しております。今年は「整形外科の救急」をテーマに、マツダ株式会社マツダ病院整形外科の月坂和宏先生にご協力いただきました。擦り傷や打撲、突き指などの応急処置や脱臼、骨折の治療法などを分かりやすく説明しています。 整形外科は、運動器の疾患を扱う診療科です。「運動器」とは、骨や筋肉、関節、脊髄、神経などと連携して体を動かす仕組みのことです。生涯にわたって健やかに体を動かせることは、人生の質を高めてくれます。 運動器を患った場合には、まずは整形外科医に相談することが重要ですが、緊急時に自分自身で適切で正しい処置ができれば回復も異なってきます。日頃から整形外科の応急処置に関する正しい知識を身につけるために、本書をご活用いただければ幸いです。平成30年9月9日一般社団法人 広島県医師会 会長 平 松 恵 一序

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