知っておきたい整形外科の救急
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15橈骨遠位端骨折のレントゲン写真 2.橈骨遠位端骨折転倒して手をついたときに生じやすい骨折で、特に高齢者によくみられます。手関節に疼痛を認め、レントゲン検査にて診断されます。転位が大きくなければそのままギプス副子固定ですが、骨折部が不安定なものは手術を受けることが望ましいと思われます。関節内に骨折があるものは、手関節の動きが悪くなる傾向にあります。受傷後は手関節だけでなく指先も腫れることがありますので、指輪は抜いておくことが重要です。

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