知っておきたい産婦人科の救急
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17性交時に膣壁裂傷を起こすことがあります。性交時に出血することもあり、性交後に出血が始まることもあります。少量の出血であれば経過観察が可能ですが、出血が多量にあるようなら受診が必要です。その場合、裂傷部位の縫合、止血が必要となります。外来での処置が難しければ、入院して麻酔下に縫合を行います。小児が鉄棒などの遊具で遊んでいるときによく起こる事故です。足を滑らせてに、鉄棒などに股間をぶつけて、外陰部に血種(内出血)を生じる疾患です。血種が大きく痛みがあり、歩行が難しいようなときは、入院の上、切開して血種除去が必要になります。                        膣壁裂傷 ❾ 外陰部血腫

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