知っておきたい産婦人科の救急
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 広島県医師会では毎年9月9日(救急の日)に、救急医療の啓発を目的として一般の方々に向けた小冊子を作成しております。今年は「産婦人科の救急」をテーマに、広島市立広島市民病院婦人科の野間純先生にご執筆をいただきました。 産婦人科と一言で申しましても、妊娠・出産を伴う産科と、女性特有の疾患を扱う婦人科では事例も大きく異なります。 産科特有の妊娠中の急な痛みや出血が起こると大変不安になりますし、場合によっては母子共が危険になることもあります。 また、婦人科の疾患には腹痛を伴うこともありますが、その原因が婦人科系の疾患であるか、あるいは他の疾患によるものなのか判断が難しい場合があります。 いずれにせよ、迅速に医療機関を受診することが重要ですが、女性特有の救急疾患をご理解いただいた上で判断できれば、より適切に対処することができます。 いざという時に備えて、本書をご活用いただければ幸いです。平成29年9月9日広島県医師会 会長 平 松 恵 一序

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