知っておきたい予防できる海外での感染症
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6キスタン、バングラディシュ、ミャンマーのように、多数の感染が報告されている国に渡航される場合は、市街地のみの渡航であってもワクチン接種をお勧めします。狂犬病はワクチンで予防可能です。合計3回接種します。初回、1週間後、4週間後と全部で約1カ月かかりますので、渡航が決まったらできるだけ早く接種を開始して下さい。時間がない場合でも1回接種しておくことをお勧めします。万が一、ワクチンを接種せずに渡航中に動物に咬まれた際は、直ちにワクチンを接種すれば発症を予防することができます。ただし国によってはワクチン接種可能な医療機関を探すのが難しい場合がありますので、その場合は大使館にご相談下さい。…狂犬病ワクチンも、A型肝炎ワクチンと同じように、国産ワクチンと輸入ワクチンの2種類があります。現在日本では、国産ワクチンの品不足が問題になっています。ワクチンの生産量が限られてい

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