広島県医師会は毎年、救急医療の一環として、一般の人々を対象にいざという時のための知識を正しく理解していただき、また、そのときどきのテーマに対する知識を深めていただくため、分かりやすい内容の小冊子を作成しております。 近年、海外旅行や海外出張で国外へ渡航する人が多くなっており、それに伴い、渡航先での感染症が大きな問題となっております。こうした状況をふまえ、今年度は「渡航感染症」をテーマに取り上げ「知っておきたい予防できる海外での感染症」と題して、広島大学病院感染症科の繁本憲文先生にご執筆いただきました。 ワクチンで防げる感染症も多くあります。動物や虫が媒介となる感染症は対策次第で防げる場合もあります。正しい知識を理解し安全な海外渡航の準備に本書をご活用いただければ幸いです。平成26年9月広島県医師会 会長 平 松 恵 一序
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