1102900201026002700280024002500220023002000210028991999169917991499159911991299139919891099178918891589168913891489118912891979108917791879147915791679127913791079117918691969166917691469156912691369106911691759185919591559165913591459115912591002102002002002002002002002002002991991991991991991991991891991991891891891891891891891891791891791791791791791791791791791691691691691691691691691691691591591591591591591591591第3次覚せい剤乱用期第2次覚せい剤乱用期第1次乱用期001234567890123456789012345678901234567890123456789012345678901150921厚生省麻薬課併任・厚生科学研究2760,00060,00050,00040,0003000030,00020,00010,0005,0004,0004,0003,0002,0001,000ヘロイン乱用図表2.薬物事犯検挙人員の年次別推移有機溶剤の乱用覚取法覚取法毒劇法毒劇法毒劇法:2,398人大麻法:2,423人麻向法あへん法大麻法覚取法:12,083人毒劇法*向精神薬乱用*向精神薬乱用*脱法ドラッグ乱用40404040MDMA乱用 ≪第一次覚せい剤乱用期≫の昭和29(1954)年には「覚せい剤取締法」によって約5万5千人が検挙されていますが、一人が検挙されると、その周辺に検挙されていない10人近い乱用仲間がいると考えてよいと思われます。 ここで、わが国における最近の薬物乱用状況について見てみましょう。 従来、わが国においては、大麻は覚せい剤と並んでハードドラッグの位置にあったと思われます。上段のピンク色の矩形で表示してある「毒物および劇物取締法」の検挙者数がみるみる減少していって、2004年から下段のグラフにも表示してありますが、平成18(2006)年になると、大麻事犯検挙者数が毒劇法事犯検挙者数を初めて上回ったのです。従って2006年は大麻がタバコ・アルコールに次いで≪第3の入門薬≫になる契機となった年と思われます。というのは、大麻はシンナー・覚せい剤と異なって、その依存性・精神毒性が比較的弱い分、大麻乱用者の中には、学業・仕事についている者も多く、大麻の信奉者として、周囲の人間に大麻使用を勧めていくことにより、今後わが国でも大麻優位の≪欧米型の薬物乱用状況≫が浸透していくものと思わ
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