男2,26169866,986311422822884910,3691,7161,7162,0722091438924,85214211,42125診断区分感染経路異性間の性的接触同性間の性的接触1同性間の性的接触*1静注薬物使用母子感染その他*2その他*2不明HIV合計異性間の性的接触異性間の性的接触同性間の性的接触*1静注薬物使用母子感染その他*2不明AIDS合計*3HIVAIDS凝固因子製剤による感染者*4凝固因子製剤による感染者*4*1 両性間性的接触を含む。*2 輸血などに伴う感染例や推定される感染経路が複数ある例を含む。*3平成11年3月31日までの病状変化に伴うエイズ患者報告数154件を含む*3 平成11年3月31日までの病状変化に伴うエイズ患者報告数154件を含む。*4「血液凝固異常症全国調査」による2011年5月31日現在の凝固因子製剤による感染者数(資料)厚生労働省エイズ動向委員会「エイズ発生動向報告」図表28.感染経路別HIV感染者・AIDS患者数(2011年末現在)日本国籍外国国籍女男女計--629332937379777720220233320753061818797113825255291,3632032032141313936236140540525548483511,195263263119231233237524,04873957,39561363383381,82613,7042,3842,3842,19647171991,4296,27214391,43937のですが、一度発現してしまうと、その後は再燃の度に発現しやすくなり、治まりにくくなるのです。良くあるのは、「退院祝いだ。一回くらいなら大丈夫だろう」と誘われて仲間と1、2回打っただけで、入院前と同じように激しい幻覚妄想が再燃してしまい、再入院してくるのです。繰り返しているうちに、覚せい剤を使わなくても、大酒を飲んだとか、極度の疲労などが原因で、症状が再燃します。そのうち<心理的なストレス>が負荷されただけでも、≪フラッシュバック現象≫と言って、同様の激しい症状が再燃してしまうことも見られるのです。10.静脈注射による薬物乱用者にみられるHIV感染(図表28) 静脈注射による薬物乱用がHIV感染のハイリスク・ファクターであることは、よく知られています(図表28)。 わが国においては、報告されたAIDS患者のうち静脈注射による薬物乱用によるものが0.4%(61人/13,704人中)、HIV感染者のうち静脈薬物乱用によるものが0.7%(47人/6,272人)であり、静脈注射による薬物乱用が感染原因になっているものの割合は比較的低いです。しかし、静脈注射による使用が主体である覚せい剤患者においては、HBs抗体陽性者およびHCV抗体陽性者がそれぞれ26.8%、68.3%という高率に認められることが報告されております。従って、一旦覚せい剤依存者の中にHIV感染者が出ると、その個人を源にしてHIV感染が急速に彼等の中に伝染して広がる危険性があるので、今後も注意深くその動向を見守っていく必要があります。
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