本会は毎年、救急医療の一環として、一般の人々を対象にいざという時のための知識を正しく理解していただくため、また、そのときどきのテーマに対する知識を深めていただくため、分かりやすい内容の小冊子を作成し、普及啓発に努めております。 今回は、小児の異物の誤飲や鼻出血などに対する応急手当や、救急に診療を受けるべきかどうかの目安などをテーマに取り上げ、「家庭で知っておきたい耳鼻咽喉科の救急」と題して、広島大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の高本宗男先生に執筆いただき、広島大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の平川勝洋先生に監修をお願いしました。ご担当いただきました先生方には心から感謝申し上げます。 本書では、「耳・鼻・のどなどの諸症状」「外耳炎、中耳炎による耳の痛み」など分かりやすく説明され、現場での応急処置、適切な判断の手助けになるような内容になっています。必ずやみなさま方のお役に立つと思いますので、広くご活用いただければ幸いです。 平成21年9月 広島県医師会長 碓 井 静 照 序
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