家庭で知っておきたい脳卒中の救急
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1 脳卒中は、ある日突然襲ってきます。手足が動かなくなったり、言葉がでにくくなったり、意識がもうろうとしたりします。半身不随や寝たきりといった後遺症を残し、本人や家族までも苦しめ悲観に暮れさせます。しかし、早く医師の診察を受け治療を受けると、後遺症を軽くすることができます。すなわち、脳卒中で倒れたら、適切な処置を行い、できるだけ早く救急車で病院に連れて行くことが大切です。そして、再び歩いたり話ができたりできるようにリハビリテーションを早くから受け、再発を防ぐために生活習慣を改め、医師の治療を受ける必要があるでしょう。このたび、皆さんの適切な初期対処、医師からの診断や治療の説明の理解、再発予防に役に立てればと思い、脳卒中の救急についてまとめてみました。どうぞご覧になってください。 平成20年9月 広島大学大学院脳神経内科学 教授 松 本 昌 泰 脳卒中はどのような症状ですか? 脳卒中が起こったらどうしたらいいの?  発作時の対処法 脳卒中ってどんな病気?  脳梗塞の成り立ちと種類について 脳卒中の治療  脳梗塞の診断と治療は一刻も早く …………………………………………… 12 …………………………… 12 ………………… 13 ………………………………………… 14 …… 14 ………………… 14 ………………………… 16 ………… 17 脳卒中 Q and A 脳卒中予報からの脳卒中の予防! これだけは知っておこう  周囲の人たちがすべきこと  脳卒中急性期の初期診断と診断に必要な検査  脳梗塞の治療方法  脳梗塞は時間とともに拡大して症状が悪化することもあります  脳梗塞超急性期における血栓溶解薬による治療  入院初期の急性期リハビリテーション  脳梗塞の再発を予防するために(入院した後の日常生活) ………………………………… 7 …………………………… 10 ………………………………………… 18 ……………………… 25…………………… 2 ……………… 4 …………………………………………… 5 …………………………………… 6 はじめに も く じ

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