家庭で知っておきたい脳卒中の救急
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 広島県心筋梗塞・脳卒中予報を広島県医師会と気象庁との共同で発信しております。  ホームページ:http://sinkin.hiroshima.med.or.jp/index2.htmlです。御覧下さい。  「警戒」の時は特に気をつけましょう。「普通」のときも、まったく安全とはいえないので注意は必要です。  喫煙、高血圧、運動不足、ストレス、高脂血症、糖尿病などに原因があり、特に高血圧の方、またはこれらの症状が気になる方は、今日から明日にかけて、脳卒中の発症に注意してください。  体が動かない、上手く話せない、体の片側がマヒした、食べ物や飲み物が上手く飲み込めない、などの異常に気づいたら、我慢しないで、119番に電話し、できるだけ早く救急車を呼んでください。  心筋梗塞と同様に、生活の中で体を冷やさないよう寒さ対策をしっかりしてください。特に、家庭では、トイレや脱衣場、そして廊下を暖めてください。また、入浴では一番風呂を避け、バスルームをあらかじめ暖め、急に熱いお湯に入らないように気をつけましょう。さらに、トイレ・廊下ではガウンなどをはおりスリッパを着用して体が冷えないようにしましょう。首と足を冷やさないことが大切です。  外出時には、コートはもちろん、帽子、マフラー、手袋など防寒具を身につけ、寒さを避けるようにしてください。冷たい空気を吸わないようにマスクをつけることもお勧めします。 2425 暖かい建物から外に出たときなど、寒暖の激しい場面では血管に負担がかかり危険な場合があります。  家の中でもお風呂やトイレなどでも、防寒をすることなく寒い場所に行くと危険な場合があります。湯船にお湯を張って、入る前にふたを開けて、温度を上げておきましょう。  暖かい部屋から外出するときなどは、防寒着、マフラー、手袋、帽子などをできるだけこまめに着用し、寒暖に対する体の負担を軽減しましょう。  特にマフラーや重ね着は有効です。  家の中でも暖かい部屋から寒い場所へ移動した時(お風呂やトイレ)などは注意が必要です。ご家族で気をつけあうなど注意しましょう。  この脳卒中予報は気象から危険度を予測していますが、もちろん従来から指摘されている危険因子として喫煙、過度の飲酒、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満、過度のストレスなどが考えられています。  この中で高血圧、高脂血症、糖尿病は3大危険因子といわれており、注意が必要です。  これらに加えて肥満、いわゆるメタボリックシンドローム対策は、心筋梗塞予防だけではなく、健康の基本となりますので適切な食事と適度な運動を心がけましょう。 その1危険な場所 その2危険を回避する心がけ その3普段からの予防 脳卒中予報からの脳卒中の予防!これだけは知っておこう

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