Q6Q7A83122425 下痢やおう吐があれば、水分(スポーツ飲料水など)を十分にとりましょう。腹痛やおう吐に対して、自分の判断で鎮痛剤、吐き気止め、抗菌剤などを飲むのは危険です。症状が強い場合・続く場合、乳幼児や高齢者、大きな病気がある人などは早めにかかりつけ医を受診して下さい。 微生物による食中毒を防ぐためには、細菌やウイルスを「つけない」「ふやさない」「やっつける」の3原則が大切です。 ●調理前、食事前、トイレの後には石鹸と流水でしっかりと手洗いをして、食物に細菌やウイルスをつけないようにしましょう。 ●食材の中には食中毒を起こす微生物が付着したものもあります。これらを調理したまな板や包丁など調理器具やふきんはしっかり洗ったり、使いわけをしましょう。洗ったあと十分に乾燥させてください。 ●手に傷や化膿している所がある場合には、傷の細菌をつけないように気をつけましょう。 ●食材は新鮮なものを購入し、できるだけ早く調理するか、冷蔵庫に保管しましょう。冷蔵庫は詰めすぎないように、頻繁に開閉しないなど、温度管理に注意してください。 ●調理後の食品はできるだけ早く食べましょう。 ●ほとんどの細菌やウイルスは85℃以上、1分間以上加熱すればやっつけることができますが、食材の中心まで加熱しましょう。 ●食中毒を起こす細菌の毒素は、通常の加熱ではやっつけられないことも知っておきましょう。これには「つけない」「ふやさない」ことが大切です。 事前に現地の衛生状態を確認しておきましょう。生水や氷水は飲まないようにしましょう、食事は充分火の通ったものだけを食べましょう。果物は清潔な飲料水で洗うか、清潔な水のない時にはハンカチで汚れをとり、皮をむいで食べましょう。 つけない(清潔) ふやさない(迅速、冷却、乾燥) やっつける(加熱) 文責:県立広島病院 桑原 正雄 安芸市民病院 横山 隆 福山市民病院 下江 俊成 食中毒にかかったかなと思ったらどうしたら よいのですか。 食中毒にかからないためにはどうしたら よいのですか。 海外で食中毒にかからないためにはどうしたら よいのですか。 A6A7Q8
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