家庭で知っておきたいAED
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︿︿   キキ  リリ  トト  リリ   線線線   ﹀ ﹀ 26広島市医師会広報誌「キラリ」より転載  あなたが駅のホームで列車を待っていたとします。その時、貴方の前に立っていた中年の男性が突然“すー”と倒れました。さて、どうしましょう。  命にかかわる病気は突然に襲ってくることがあります。それはあなたの肉親かも知れませんし、見知らぬ人かも知れません。  その場に居合わせたあなたの救助の手が、消えかかろうとしている尊い命の火を保ち続ける唯一の「支え」となり得るのです。  勇気を出して救助の手を差し伸べてください。そして、あなたがこのパンフレットで学んだことを実践してください。  先の愛地球博の開催中に、突然の心停止(心室細動)となった入場者がいました。その時、たまたまそばにいた市民が心肺蘇生やAEDを用いた応急手当を行い、ほとんどの方が無事退院までこぎつけることができました。  皆さんの救助の手によって、一人でも多くの命が救われ、一人でも多くの社会復帰が達成されることを祈ってやみません。 27広島大学大学院救急医学 谷川 攻一 保存版 AED(自動体外式除細動器)とは・・・ 電気ショックが必要な、いわゆる心臓麻痺を器機自体が判断し、人がボタンを押すことで電気ショックを与えます。使用方法は簡単で、AEDのの音声に従って行ってください。(以下はほぼ同じ意味です。)ワンポイントメモ●電気ショック=除細動=通電●電気ショックボタン=ショックボタン =通電ボタン=レスキューボタン●心臓マッサージ=胸骨圧迫=胸部圧迫●心肺蘇生法=心肺蘇生術=心肺蘇生=CPR●電極=パッドあとがき AEDの使い方・注意点 あなたにもできる!救急救命処置

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