「野濶(ひろ)く雲瞑(めい)を争い、江空しくして雨未だ休(や)まず、程(てい)を問いて須らく馬に策(むち)うつべし、燈火湖頭に宿す」 初春の頃でしょうか。雨の夕暮れ、湖畔を馬で行く旅人の情景が眼に浮かぶようです。58宿湖頭(唐詩)日下 治
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