明 譚元春瓶に入りて十日を過ぐ 落つるを愁いて開くこと遅きを幸とす 春風を借りて発(ひら)かず 全く夜雨の欺しなし 香りは来る清浄の裏(うち) 韻(いん)あり寂寥(せきりょう)の時 絶(はなは)だ勝る 山中の樹(き)の 遊人或いは未だ知らざるに53漢詩品川 晃二
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