2008年11月、私はヒマラヤのペリチェ村(4,300m)で高度障害から肺炎を併発し、ひたすら悪寒と呼吸困難に耐えて仲間の帰りを待っていた。頭上にそびえるアマダブラムの秀峰とそこに浮かんだ上弦の月を私は一生忘れない。52山峰染月寒日下 治
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