昨年の3月11日に未曾有の大災害となった東日本大震災が発生いたしました。日本中が悲しみに包まれ、原子力についての議論が高まるなど、国民の生活に直結する部分にまで影響が及んできております。 被災地においては、被災者の心のケアに芸術が活用されていると聞きます。芸術の持つ力を再認識させられる出来事でした。 科学と芸術は遠い存在のようで実はお互いが支え合っているのだと考えます。科学の進歩が著しい現代においては芸術の力が必要とされる場面が増大するのではないでしょうか。 皆さまに親しまれ広島医家芸術展は、今回で43回目を迎えました。広島県医師会の恒例行事として定着したことを、誠に喜ばしく思っております。 今回は、絵画25点、写真19点、書5点、彫刻他7点の多彩な内容となっています。6日間と短い展示期間ですが、心ゆくまでご鑑賞いただき、感動いただければ幸いです。 平成24年2月吉日広島県医師会長日本医家芸術クラブ広島支部長碓井 静照ご挨拶
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