睡蓮を撮ると、たいてい「極楽浄土」の雰囲気がただよってしまう。平成18年6月、吾妻山のふもとでは、小雨の池に薄陽が射していた。「荒涼」あるいは「清冽」という言葉の似合う睡蓮を撮りたい、と思った。56水辺の初夏吉原 高志
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