第36回医家芸術展
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48善峯寺は平安中期に建立され、後に後一條天皇より鎭護国家の勅願所と定められ、この寺号を賜った。光明寺、揚谷寺と並び京都西山三山の1つである。後に応仁の乱の兵火により焼失、江戸時代、徳川5代将軍綱吉の生母桂昌院が当山を復旧され、今日に至っている。 " 野をもすぎ 山路に向う 雨の空 善峰よりも 晴るる夕立 " これが寺名の由来とされている。美しい山門の屋根が紅葉に映え、雄大、華麗な古(いにしえ)の京の秋を偲ばせてくれた。 (2004.11.16)善峯寺秋彩田中 敏晴 

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