38よどみのように流れのない水路には朽ちた木造の橋や水車小屋が静止した絵のようにたたずむ。微風が川辺の楓の小枝を揺らせ、静かに客人を乗せた舟が棹をさしながら通り過ぎる。川辺の魚を漁る小舟が日の暮れた水路を静かに進む。蘇州郊外碓井 静照
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