重要情報

ロシアによるウクライナ侵攻に対する緊急声明

2022年2月24日から始まったロシア軍のウクライナ侵攻は、国連憲章に違反するのみならず、この21世紀における国際社会では決して許されない侵略戦争である。

特に、市街地における住宅や医療施設などへの無差別攻撃は、あまりにも非人道的であり、幼い子ども達を含めた多くの尊い人命が失われている。

さらには、核兵器の使用を公然とちらつかせたことは、広島・長崎の核兵器廃絶の願いを踏みにじる行為であり断じて容認することができない暴挙である。

よって人類最初の被爆地としての広島県医師会は、この度のロシア軍の侵攻に対し厳重な抗議を表明するとともに、侵攻の即時中止と、核兵器使用に関する発言を撤回し、ロシア軍の無条件での撤退を強く求めるものである。

さらには、本会としても核戦争防止国際医師会議(IPPNW)及び日本医師会とも連携し、可能な限りの支援を行う用意がある。特に、医療従事者と医療施設への医療支援を行うべく、募金を開始するものである。

日本国政府はじめ、世界の指導者はウクライナにおける医療施設への支援と共に、国際社会と緊密な連携のもと、一日も早い平和的解決に全力をつくすことを強く要請する。

令和4年3月15日

一般社団法人 広島県医師会

会長 松村 誠


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