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皮膚病-時に救急疾患を中心にして-

目次

2.蕁麻疹

一時的に(普通1~数時間)皮膚が部分的に腫れあがり、痒みを伴う疾患を蕁麻疹といいます。痒くて皮膚を引っかくと、かいた部分がミミズばれになったりします。
食物、薬剤、吸入物(花粉、羽毛、塵埃、香科など)、物理的刺激(圧迫、摩擦、寒冷刺激、温熱刺激、日光)、心因、化学物質の接触、感染症その他が原因となり、様々なタイプの皮疹が現れます。

蕁麻疹の分類
(1)食餌性蕁麻疹
(2)薬剤性蕁麻疹
(3)環境因子による蕁麻疹
(4)物理的蕁麻疹
 機械的刺激、温熱、寒冷、日光、水
(5)接触性蕁麻疹
(6)コリン性蕁麻疹
(7)病巣感染性蕁麻疹
(8)心因性蕁麻疹
(9)その他

原因を追及するための検査をしながら、対症的に杭ヒスタミン剤、抗アレルギー剤の内服でコントロールしてゆくことになります。まず、医師の指示通り、薬 剤を内服します。かくと発疹は広がり、ますますかゆみも増します。まず、最初に我慢することが大切です。蕁麻疹に限らず、皮膚が痒いときに共通したことで すが、患部を冷やしてやるとかゆみがかなり楽になります。また、暖まるとかゆみがひどくなったり蕁麻疹がでやすくなりますので、熱い風呂に入らず、シャ ワー程度にひかえ、カレー、トウガラシ、わさびのきいた食物などの刺激物は避けましょう。アルコールも蕁麻疹の悪化を招きますので注意してください。はっ きり食物アレルギーが証明されているものがある場合は、その食物は避けてください。しかし、そうでない場合、今までその食物で蕁麻疹がでたこともないの に、蕁麻疹というだけで、卵、肉、牛乳などを制限する必要はありません。
多くの蕁麻疹は、主に内服薬の継続でコントロール可能の場合が多いのですが、中には、ショック症状、呼吸困難、腹痛、声を出しにくい、発熱などの症状を 伴った重症の蕁麻疹もあります。普通の蕁麻疹では、痒みが強い以外には、生命には問題はありませんが、こういった重症の蕁麻疹では、ステロイドの注射、血 管、気道の確保、などショックに対する全身管理を行わないと、死亡する可能性もあります。このような症状が疑われた場合は、早急に医師の診断、治療を受け るべきです。


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