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腹痛-おなかが痛いとき-

目次

1. 腹痛のおこり方とその種類

(1) 内臓痛
胃腸管のけいれん、拡張、伸展などによる刺激がもとで腹痛の原因となるものをいう。
その特徴は、
a)差し込むような痛み(下図参照)

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b)周期的
c)はきけ(吐気)やはくこと(嘔吐)といっしょにおこることが多い
などである。

(2) 体性痛
腹膜や腸間膜(胃腸などを被っている腹膜)などの刺激による痛みである。
その特徴は、
a)刺すような痛み(下図参照)

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b)持続的
(ずうっと続く)
c)悪心、嘔吐を伴わないなどであり、内臓痛と体性痛とは基本的に異なり、後者がより重症である。

(3) 関連痛と放散痛
関連痛とは内臓からの痛みの刺激が皮膚に伝わり、皮膚の痛みや知覚過敏を起こすものである。また、放散痛は痛みが離れた所に伝搬するものをいう。

(4) 心因性の腹痛
神経性(ノイローゼ)によるものやヒステリーによる腹痛である。


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