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知っておきたい予防できる海外での感染症

目次

はじめに

毎年1800万人前後の日本人が海外に出ています。その約8割が観光目的の旅行で、短期間の海外渡航が大部分ということになります。渡航先として多いのはアジアの800万人超が最多で、北米、欧州と続きます。

最近20年間で急速に出国者が増加するにつれ、海外での感染症が問題になってきました。私たちが海外の感染症に対する知識を十分に持っていないためです。「日本人渡航者はワクチン接種が必要」ネパールの医師がこんなタイトルの論文を発表しました。欧米人は90%以上が腸チフスとA型肝炎のワクチンを接種しているのに、日本人旅行者は5%以下という報告です。ワクチンさえ接種していれば予防できる病気に日本人は感染してしまうのです。

本書では、予防できる海外の感染症と、その予防法を説明します。また帰国してから体調が悪くなった時の注意点についても触れます。正しい知識を持って、安全・快適な海外渡航にしましょう。

平成26年9月

広島大学病院感染症科

繁本 憲文


 

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